蜃気楼の街の商店街:景色

三浦 一希
グラフィック
2023年10月
魚津市美術展 大賞

Shopping streets in the city of mirages : Scenery

Kazuki Miura
Graphic
October 2023.
Uozu City Art Exhibition, Grand Prize

昔からアートは、今ここにないものを可視化してきました。遠くの景色であったり、神であったり、有名人の肖像であったり、感情であったり。

今回私が可視化したのは、蜃気楼です。

世界的にも珍しい魚津が誇る蜃気楼ですが、残念ながら滅多に見ることが出来ません。ですがもし、蜃気楼をいつでも見ることができたら面白いのではないだろうか。そしたら沢山の人が集まるのではないだろうか。

蜃気楼をストライプというシンプルな図式に還元して、色彩で多様性を出す。どこの地方都市でもおなじみとなっている商店街のシャッターに描く。作家が一人で描くのではなく、地域の住民が一緒になってペンキを塗る。ストライプ状にペンキを塗るだけなので、子供からお年寄りまでみんなで楽しめるイベントになる。

そうやってできた魚津でしか見られない景色を求めて、世界中から人が集まる。蜃気楼の前で写真を撮ってインスタにアップしたり、ファッション雑誌が撮影に使ったり、映画のロケに使われたり。

魚津が旅行雑誌の表紙になったら、市民の心にも誇りと勇気が芽生える。まだまだ魚津も終わっていない。これからだぞ、と。