それはただ目に見えないだけで、ずっと前からそこに存在していた。

それは隠されていたのか、我々が気づかないふりをしていたのか。

二重の膜

Double Layer of Membranes

パブリックアートで未来を照らすプロジェクトのための企画ビジュアル

ENLIGHT2021

Planning visuals for a public art project

リアリティ

reality

キャンバス、アクリル絵の具

ART/X/TOYAMA 2018 にて展示(富山県魚津市)

acrylic on canvas

Exhibited at ART/X/TOYAMA 2018 (Uozu,Toyama, Japan)

山脈

Mountains

45x230cm x4

2015年6月

太閤山ビエンナーレ2015(富山県射水市)

45x230cm x4

June 2015

Taiko-yama Art Biennale 2015 (Imizu, Toyama JAPAN)

うさぎ小屋2

Rabbit Hutch 2

182x183x185cm x2

木、プラスチック板

2013年8月

上畠アート2013(富山県南砺市利賀村)

182x183x185cm x2

Wood, plastic plate

August 2013

UWABATAKE Art `13 Teppen (Nanto, Toyama  JAPAN)

 戦後の高度成長期、日本ではかつてない住宅需要に対応するため、狭くチープな集合住宅が大量に作られました。 日本を取材に来ていたフランス人新聞記者は、その住空間を見てこう表現しました。

 「これはまるで、うさぎ小屋だ」

 文化とは生活の上に成り立ちますから、文化の質の高いフランス人からしてみれば、日本の住環境の質があまりに低く見えたのでしょう。そこには少なからず軽蔑の念も含まれていたと思いますが、フランス人新聞記者の指摘は的を得ていたと思います。

 うさぎ小屋のようなせまい空間に寄り添って生きている姿は、日本的文化です。それは恥ずべき文化なのかもしれませんが、まぎれもなくそれこそが日本の文化であり、当の日本人にとってはそれほど悪い住環境でもなかったのではないでしょうか。狭いからこそ、家族は一緒にいるしかない。一緒にいるから絆は深まる。少なくとも今よりは、家族や地域の繋がりが強かったのではないでしょうか。

 2011年3月11日以降、わたしは何をするべきなのだろうかと、考えて来ました。 わたしはアーティストですから、アーティスにしかできないことがあるだろうと思いめぐらしてきましたが、なかなかいい考えは浮かびませんでした。

 アーティストはアートという武器を持って戦う者です。戦う相手は大災害です。 はたしてどういう武器(作品)を作り出せば大災害に立ち向かっていけるだろうか。

 まず大災害を防ぐことはできない。これからも災害はおこってくるだろう。起こってしまうのならば、起こった後に、どうにか乗り越えていくしかない。それならば乗り越えていく人々をアートという武器で助けることはできるかもしれない。そんな考えで生み出した作品が、この「うさぎ小屋2(に)」です。

 この作品は東屋(あずまや)です。雨と風、直射日光から人間を守ってくれるシェルター的空間です。 ここに人々は集うことができます。語らうことができます。心を休めることができます。囲みを増やせば横になることもできます。物置としても使えます。 大きさは1.8m角と広くはありませんが、身を寄せ合うには程よい大きさです。

 軽蔑される日本的要素も、決して負の面ばかりではないのです。 狭いが故にコンパクトですので、解体すれば180x90x20cmほどになり、ワンボックスカーに積んで運ぶことが簡単です。組立も、ひとりで1時間かかりません。 この作品は、携帯できる空間作品です。この形とともに、解体された形も本当の姿です。 次の災害時、わたしはこの作品を車に積み、被災地に向かいます。

 想像してみてください、また大災害が襲ってきた時を。 考えてみてください、あなたの武器を。 あなたにできること、あなたにしかできないことがあるはずです。

設置時 Installation day
設置 4日目(雨後) 4days after (after rain)
設置 8日目(雨後) 8 days after (after rain)
左/設置時 left – Installation day
右/設置 4日目(雨後) right – 4 days after (after rain)

「 行 」

” GYOU “

2012年10月

525x260x40cm

トイレットペーパー、鉄

アートガーデン2012大岩山 展示作品

October 2012

525x260x40cm

Toilet paper, iron

Exhibited in ART GARDEN 2012 OOIWASAN

 長い階段を上がりきったところ、本堂の前に、三浦一希のインスタレーション作品「行」が設置されている。秋の色葉を落としている落葉樹と深い緑を保っている杉木、重厚な歴史の色を出す建造物に囲まれて、この作品の白さはひときわ目を引く。 よく見るとその白い物体はトイレットペーパーであることが見て取れるが、そこには本来トイレットペーパーがもつ属性、生活臭さや排泄物といった負の印象は受けない。もっと削ぎ落とされたもの、死装束や宗教世界を連想させる。

 タイトルが「行」ということから、ここ日石寺の滝行に作品の着想を得ているのだろう。白いトイレットペーパーは白衣をまとう修行僧であり、空から落ちてくる自然の雨は滝となる。そうだとすれば雨に打たれたトイレットペーパーはどうなるのだろう。滝行によって煩悩が洗いおとされるように、雨に溶けて落ちていくか、それとも溶けきれず塊となって残るのか。雨が降り、どのような姿を見せてくれるか楽しみである。

松倉城

Matsukura Castle

写真の切り絵

W91xH138cm

2012-10

「魚津をエガク・描く・えがく」展 出品

Picture Cutout

W91xH138cm

2012-10

Exhibit “draw-draw-draw the Uozu” Exhibition

おわら風の盆混雑緩和計画C 幅員拡張

Congestion Mitigation Plan-C for Owara-Kaze-no-Bon

グラフィック作品

W182xH84cm

Graphic

W182xH84cm

おわら風の盆混雑緩和計画B 3階席

Congestion Mitigation Plan-B for Owara-Kaze-no-Bon

グラフィック作品

W140xH91cm

Graphic

W140xH91cm

おわら風の盆混雑緩和計画A 入場料

Congestion Mitigation Plan-A for Owara-Kaze-no-Bon

グラフィック作品

W130xH91cm

Graphic

W130xH91cm

坂のまちアートinやつお2012 出品

Exhibited at the exhibition “SAKA-no-MACHI ART in YATSUO 2012”

 おわら風の盆を観光に行った。前から聞いていたがそれはすごい人ごみで、踊りをゆっくり見ることはできなかった。「おわら」は情緒ある町並みで踊られる優美な舞がウリだが、実際そういった場を経験することはできなかった。文字通りの人ゴミ。観光ポスターではもちろん群衆を描くことはしない。ということは「おわら」には群衆は似合っていないと自覚的であるのだろう。私もそう思う。ならば何らかの方法を想像してみましょうというのが、この作品。

 今を嘆いていてもしかたない。前を向いて切り開いていくしかない。それは東日本大震災以降の望むべきスタンス。その方法はファンタジーにしか見えないないかもしれないが、観光ポスターに表される「おわら」のイメージ自体がすでに虚構のリアリズムの表現でしかない。

うさぎ小屋

Rabbit Hutch

186x190x190cm

木、プラスチック板

2011年6月

ART BOX 152 クロニクルⅠ(西田美術館、富山県上市町)

186x190x190cm

Wood, plastic plate

June 2011

ART BOX 152 chronicle 1 (Nishida Museum, JAPAN)

海面上昇

Sea Level Rise

490x160cm x2枚

ターポリン、カラーシート

ARTBOX152 三浦一希展 2008年2月

地球温暖化が進むと、100年後には海水面が59cm上がる。

IPCC第4次評価報告書より

490x160cm x2

Tarpaulin, color sheet

First exhibition at the ” ARTBOX152 Kazuki Miura – Public Art Exhibition – “

February 2008

Global warming proceeds, after 100 years the sea level rises 59cm.

IPCC Fourth Assessment Report

うしメット

Cow Helmet

ヘルメット、カッティングシート

2004年11月

Helmets and cutting sheets

November 2004

ジェネレーションズ

Generations

360x180cm

2004年3月

シリーズ【現】Art in TOYAMA 2004(富山県民会館美術館、富山市)

360x180cm

March 2004

Series “GEN” Art in TOYAMA 2004 (Toyama, JAPAN)

来場者に玉をひとつ置いていってもらう。

玉は年代別に色分けされている。

玉は触れ合い、離れて、全体として調和する。

神通川

Jinzuu river

W15xD21m

アルミテープ

シリーズ【現】 Art in TOYAMA 2004(富山県富山市)

2004年3月

W15xD21m

aluminum tape

Series “Current” Art in Toyama 2004 (Toyama City, Japan)

March 2004

村の鎖

Chain of the Village

大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2003

アイデアコンペティション応募プラン

Plan submitted Idea Competition of Echigo-Tsumari Art Triennale 2003